ラッカセイは、豆類ですので空気中のチッソを吸収し、根っこに根粒菌というイボができます。そうすることでチッソを土中に固定し、他の作物の生育を助けるそうです。
後はナスやトマトの株元周辺を覆うように伸びるので、真夏の乾燥を防ぐ効果もあるようです。
ラッカセイの栽培【基本情報】
原産地 | アンデス山脈の東麓 |
土ステージと適地 | 土ステージ1〜2。pH6前後の弱酸性で、水はけの良い乾いた土壌を好む。加湿に弱い |
根の形態ー株間(自立根圏) | 主根浅根型タイプー30〜45cm |
生育適温と適期 | 発芽・生育適温は20〜30℃と高め。暑さに強い。霜に弱い |
おすすめ品種 | 千葉半立、ジャワ系 |
コンパニオンプランツ | トマト、ナス、ピーマン類、キュウリ、サツマイモ |
種子 | 自家受精 寿命1〜2年(サヤを取ると半年) |
種まき
ラッカセイの種まきは、1箇所に2粒を種2つ分の深さにまく。我が家ではアリの食害に合うので、殻付きのまま種まきします。当然ですが殻付きだと発芽には時間がかかります。
種まきの向きは、殻なしの場合は殻に入っていた状態の向きに2粒並べてまく。
落花生の発芽には地温20℃以上が必要なのでしっかり気温が上昇してから種をまくようにする。
コンパニオンプランツ
ピーナッツはナス科(トマト、ナス、ピーマンなど)と相性がよい。株間に育てると葉が茂って生きた草マルチの役目も果たします。
株間
ラッカセイを植える場合の株間の距離は大型種は40cm、小〜中粒種は30cmくらいとればいいようです。
収穫
霜が降りる前に収穫します。 品種によって違いはありますが、開花から80日~100日で収穫適期となります。サヤが程よい大きさで網目模様がしっかり入っていれば収穫目安です。
自家採種
晴れの続く日に雨にあたらないように実を干して14日ほど乾燥させサヤを葉から外して、サヤのまま保存する。
ラッカセイの食べ方
収穫したラッカセイの食べ方色々です。
塩茹で
採りたて限定ですが、収穫したてのラッカセイは塩茹でするととてもおいしく食べられます。海水くらいの塩水で30〜60分茹でるだけです。
自分で育てるからこその食べ方で、とてもおいしいので試してみてください。
炒る
乾燥させたラッカセイは炒ってピーナッツとして食べます。
パンに混ぜて焼く
我が家の最近(2020年)のブームは米粉パンに混ぜて焼くことです。
超ウマイです!!
ラッカセイの栽培記録
こちらはラッカセイの栽培記録です。追記の形で更新していきます。造成地の住宅地ですので、なかなかの悪条件です。おまけにコンクリートの塀に囲まれているからか、ダンゴ虫やアリがかなり多いです。
ラッカセイの栽培【2020年】
2020年も前年の自家採種した種から発芽させます。
種まき(4月29日)
今年も殻から外してタネ撒きします。
ことごとくアリに食害されましたので、結局殻付きで撒くことに。5月末の種まきを最後にようやく落ち着きました。
殻付きで蒔いたほうが、我が家では成績が良いようです。
発芽が落ち着いた頃(6月3日)
何度も食害を受けましたが、6月に入ってようやく順調に育ってきました。
収穫(10月31日)
2020年は10月31日に収穫しました。昨年より収穫量が増えました。
ラッカセイの栽培【2019年】
今年は、前年自家採種した種から発芽させます。
種まき(5月25日・土)
ラッカセイの種を撒きました。本年は殻から外した状態です。トマトの中に3箇所、各2粒づつ撒きました。
もう4箇所はナスの横です。ナスの3本支柱が組んである両サイド、写真では重しが載せてある透明カバーの部分です。
あと2箇所は写真ありませんが、シシトウ横に撒きました。ちなみに豆類はおいしいのか、発芽初期はカバーをしないと、たちまちダンゴムシに食べられちゃうのです。
カバー撤去(6月13日・木)
こちらは、ナス横に植えたラッカセイ。ここまで大きくなるとダンゴムシ被害はほとんど無くなるのでカバーを外します。
こちらもナス横のラッカセイ。こちらも無事に発芽しました。
お次はシシトウ横に発芽したラッカセイ。こちらもカバーは外しました。
草マルチなどの様子(8月29日・木)
こちらは南側トマト中央のラッカセイ。元気です。
こちらは南北トマト支柱の間のラッカセイです。草がたくさんですが元気です。
こちらはシシトウ横のラッカセイ。写真はメヒシバをノコギリ鎌で地際でカットし、細かく切り刻んで草マルチにしたものです。
自然農や自然菜園では草マルチを重ねて亡骸の層を積み重ねていくところにキモがあります。ノコギリ鎌は必須アイテムです。
今日は一部草刈りしたので、草マルチをして糠をまきました。こちらは南側トマトのラッカセイ横部分です。
草刈りした草を細かく切り刻んで、刈った場所にそのまま敷き詰めます。その上から糠をまいて。。。
ノコギリ鎌の背でトントン。。と軽く叩いてやります。
こうすることで草の下になじませることができます。今日はトマト&シシトウ・ラッカセイ畝の西側だけ一列草刈りとマルチしました。
しかし、この草刈りが思わぬ事態を引き起こします。
番外:草を刈りすぎでナメクジ被害が大きく(9月8日・日)
一気に草刈りしすぎたせいでナメクジの食事が無くなったのか、これまでミニトマトに一切被害が無かったのに上部のほうまで徘徊するハメに・・・。
草刈りはほどほどにしないといけないと教訓になりました。
コメント