カラスノエンドウの特徴
植物名 | カラスノエンドウ |
学名 | Vicia sativa |
分類 | マメ科 / ソラマメ属 |
類 | 真正双子葉類 |
原産地 | 地中海沿岸 |
生育環境 | 温暖な気候 |
分布 | 本州・四国・九州・沖縄 |
開花期 | 3月~5月 |
花の色 | ピンク、紫、白 |
草丈 | 60~120cm |
特性 | 一年草(越年草) |
生態と特徴
カラスノエンドウは小葉の形状が矢筈(矢の末端の弓弦にかける部分)に似ていることから、別名を「ヤハズエンドウ」といいます。
日当たりのよい野原や土手、田畑のあぜなど至るところで見られます。
葉先のつるを互いにからませながらこんもりとした群れをつくり60〜120cmの草丈に成長し、3〜6月ころ、葉のつけ根に1〜3個の花をつけます。
健康作用
カラスノエンドウは血行促進、健胃作用、整腸作用、咳止めなどの健康作用があると言われています。
血行をよくする作用があり、その他にも胃もたれがあるときに適量の水に入れて服用すると胃炎に効くと言われています。又、鎮咳、去痰には種子を煎じて服用します。元来、種子は食用にもなるものなので、用量は特に制限しなくても大丈夫のようです。
引用元:馬場薬局サイト
循環における役割
カラスノエンドウは、マメ科植物なので根には根粒菌という微生物が共生しているため、空気中の窒素を地中に供給してくれる役割があります。
窒素は人間を含めたあらゆる生物に必要な栄養素なので根粒菌は地球の循環上重要な役割を果たしています。
カラスノエンドウの用途
カラスノエンドウは「食べる」「草木染め」などに利用できます。
食べる
カラスノエンドウは食べることができる野草です。
可食できる部分は主に「花」「芽先」「さや」です。さやは中の豆が大きくなる前の薄いものがやわらかくて食べやすいです。
少しアクがあるので食べる前の下ごしらえとして、塩をひとつまみ加えた熱湯で5分ほど茹で、冷水に約10分ほどさらすと良いと思います。
おひたし、和え物、煮物、天ぷら
汁の実、卵とじ、炒め物
草木染め
カラスノエンドウは草木染めとしても利用できます。
葉と茎を煮出して染液とするそうです。アルミ媒染で黄色→銅媒染で緑→鉄媒染で深緑といった感じになるそうです。
カラスノエンドウの参考資料
次ページからはカラスのエンドウにまつわる我が家の記録です。興味があればご覧ください。
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