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たけのこや竹の建材利用のまとめ

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【自然農】ジャガイモとネギの栽培畝(毎年同じ場所で連作)

自然農 ジャガイモ栽培

将来は山暮らしして自分達の食べるものはできる限り自給したいと思っている@Kamigurashiです。

↓山暮らしの土地ゲットしました!

基本的な野菜はもちろん雑穀に至るまで多種多様な品目を育てたいと思っています。

できる限り持続可能な方法でやりたいので、我が家では自然農や自然菜園などの方法を取り入れて挑戦しています。

この記事では以下のような事について書いています。

  • 自然農・自然菜園でのジャガイモ栽培の基本的な情報
  • 我が家の栽培記録を通したジャガイモ栽培の実際

ジャガイモの栽培【基本情報】

まずは自然農や自然菜園でのジャガイモ栽培の基本的な情報から。

原産地南米アンデス高地
土ステージと適地ステージ1〜2/pH5.0〜6.0の酸性、やせて乾燥土壌
適期春植えと秋植え
コンパニオンプランツジャガイモ↔ネギのセットで毎年同一畝の交互連作
種いも長期保存向きは「メークイン」や「ダンシャクイモ」などの休眠の深い品種を。長期保存不向きでは「キタアカリ」「アンデスレッド」「農林1号」「ハナシベツ」「グラウンドペチカ」などがある
「完全版 自給自足の自然菜園12ヵ月 野菜・米・卵のある暮らしのつくり方」より抜粋

種イモの準備

ウイルス感染のない専用の種イモを購入して植える。自然農で無肥料栽培したイモは翌年の種イモにできる。60g〜80gのSサイズイモが最適。

病気に強くするため1週間ほど日光にあてて緑化させる。また、イモの頂部から出る芽は取ってしまいます。

自然菜園の竹内さんは、頂部の芽をイモごと削り取る格好で取ることを勧めてらっしゃいます。

また、ガッテン農法の三浦さんは頂部の芽を取るのは竹内さんと同じですが、逆側のへそのある方を削り取ることを勧めてらっしゃいます。

ガッテン農法流で準備した種芋。芽かきしておへそ側を削り取っています。
↑ガッテン農法流で準備した種芋。芽かきしておへそ側を削り取っています。

このあたりはどちらが正しいとかでは無く、育てる環境やイモの種類によっても違うでしょうから色々試してみて最適な「我が家手法」を見つけるのが良いかと思います。

たか
たか

我が家もまだまだ色々実験中ですよ〜

植え付け

ジャガイモは遅霜で枯れてしまうリスクがあるため、必ずサクラの花が咲いてから植える。また、28℃以上でも枯れるため遅くなりすぎるのもNG。

浅めの溝(深さ10〜15cm)を掘り種イモを置く。この時ガッテン農法の三浦さんによれば猫じゃらしやメヒシバの枯れ草を敷き少し土をかけて、その上にイモを置くと微生物が活性化し地温が温まりやすくなるので良いそう。

イモの向きに関しては諸説あり、これまた色々試して最適な手法を見つけるのが良さそう。

コンパニオンプランツ

ジャガイモはネギがコンパニオンプランツとして相性が良い。また、ネギと交互連作することで毎年同じ畝で連作できる。

ジャガイモをはじめとするナスやピーマン類などのナス科は連作障害が起きやすいですが、ネギと交互連作することでジャガイモの畝を毎年変更しなくても良いため、他の野菜の計画が立てやすくなります。

株間

ジャガイモを植える場合の株間は約30cmほどが良いようです。

条間は50cmほど取る。

土寄せ・草マルチ

植え付けて1ヵ月ほどで芽が出る。週1くらいのペースで葉のすぐ下まで土寄せする。ジャガイモは茎が土中で根に変化したものなので、茎が露出しているとイモがつかなくなります。

たか
たか

我が家の2019年は完全に茎が露出していたので、そりゃああまりイモが出来ない訳です。(後述の記録参照)

6月頃に蕾がついたら根の生育は止まる。株元を草マルチで覆い始める。地温の上がりすぎはNGなので草マルチを重ねてできる限り地温が上がらないようにする。

収穫

ジャガイモの収穫時期は春植えで6月下旬〜8月中旬。秋植えで11月上旬頃となります。新じゃがは食べる分をその日に収穫。保存用は葉や茎が完全に枯れてから収穫する。

ジャガイモの栽培:参考資料

ジャガイモの栽培記録

ここからは、実際にジャガイモ栽培をした記録です。

2022年からは岡山で本格的に菜園を開始した記録となります。

2021年までは自宅菜園での記録です。造成地を住宅地にしたためあまり土の状態は良くありません。コンクリートの塀に囲まれているからか、ダンゴムシも多くアリも多いです。

ジャガイモの栽培【2023年】

2023年のジャガイモ栽培の記録です。昨年から岡山でのジャガイモ栽培に移りました。

昨年の畝は1.2m×7mのサイズでしたが、本年より1.2m×4mを2畝という体制です。

たか
たか

同じサイズの畝を使うことで、春秋のローテーションのしやすさを狙いました。

昨年は50年以上も放置されていた水田跡の山林を開拓したばかりでのジャガイモ栽培ですので、笹などの落ち葉堆積がスゴくて富栄養化状態でのスタート。

数年間は失敗してもひたすら栽培を続けて余分な栄養素を抜いていかないといけません。

春作

種いものへそを切り欠く(3月8日)

浴光させ芽出しをしていた種いもを、植え付けの3日ほど前に種いものへそ側(ストロンのあるほう)を切り欠きました。

たか
たか

へそ側を切り欠くことで発芽が促進されます。

このまますぐ植えてしまうと水分が多く痛む恐れがあるので、植え付け当日まで乾燥させます。

種芋の乾燥の様子(3月10日)

植え付け前日です。乾燥して切り口がシワシワになりました。

たか
たか

こうなれば植え付け準備完了です!

植え付け(3月11日)

昨年は、桜の開花を待って植え付けをしましたが、収穫のタイミングを逃してしまい秋作のスタートが遅くなってしまいました。

本年は、試験的に桜の開花を待たずに植え付けしてみることにして、セオリーに反して昨年より約3週間ほど早めの植え付けです。

本年も植え付けする品種はデジマとアンデスレッドです。

昨年の春作・秋作を経てつないだ種芋で植え付けできるのは感動すら覚えます。

たか
たか

自給の第一歩を踏み出せました。これからずっとつないで行きたいですね。

発芽を確認(4月9日)

寒い日が結構続き、なかなか地中から芽を出してくれませんでしたが4月9日にデジマ、アンデスレッドともに発芽を確認できました。

順調に成長(4月15日)

約1週間後です。アンデスレッド、デジマともに順調に成長をはじめています。

デジマ
芽かき・土寄せ(4月22日)

4月22日、アンデスレッド・デジマともに元気です。芽かきと土寄せをしておきました。

アンデスレッド
デジマ
たか
たか

2023年の芽かきは2本に仕立ててみました。

花芽を確認(5月16日)

5月16日にはアンデスレッドの花芽を確認しました。

葉が枯れはじめる(6月20日)

6月20日です。葉が枯れはじめているのを確認しました。そろそろ収穫時期ですね。

収穫(7月7日)

雨が続いてなかなか収穫できなかったのですが、7月7日雨の合間を縫って収穫しました。

たか
たか

本当は晴れ間が2〜3日続くときに収穫したいのですが、まだ住んでいるわけではないのでなかなかタイミングが難しいです。

たか
たか

年を追うごとにいもが立派になってきているのを実感します!

秋作

定植(8月14日)

昨年に引き続き、秋作の開始です。

2023年は昨年より約20日ほど早く植え付けしました。

暑さで傷まないように種芋はだいたい60〜90グラムサイズを利用して切らずに植えています。

植え付け最中の写真が無かったので、植え付け後の草マルチをかぶせた状態の写真です。

まばらに成長(9月8日)

まだ休眠から覚めていないのか、発芽がまばらです。

順調に成長(9月26日)

成長がまばらでどうなるかと思いましたが、無事に発芽して成長してきました。

相変わらず間延びぎみですが。。

春作でジャガイモを植えていた場所に植えているネギも比較的元気に成長しています。

間延び・草マルチ(10月8日)

どうしても間延びして倒伏してしまいます。草を刈ってマルチにしています。

それでも毎回イモは出来ていて食べることができているので、ありがたいなと思います。

開花を確認(10月21日)

アンデスレッドの開花を確認しました。いつもながらデジマは花が咲きません。

草マルチ(10月28日)

葉を見るかぎりは元気なのですが、毎度のことながら倒伏してしまうのが辛いところです。。。

収穫(12月11日)

12月11日、アンデスレッド・デジマともに収穫しました。

たか
たか

今年は、春も秋も早めに植え付けしてみましたが、収穫時期はあまり変わらないという結果に終わりました。

そうなると、発芽前に長く土に入っているほうがリスクが高くなるので2024年は通常通りの植え付けでいいかな?と思いました。

2022年の栽培記録は次ページへ。

この記事を書いた人
たか

20年近く身を置いたある業界で仕事をするうちに、健康面やライフスタイルについて深く考えることが増え、理想と現在の生活スタイルにギャップを感じるようになり、ついに新たな挑戦として農的暮らしを開始しようと決意しました。

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