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【自然農法】イチゴの栽培【育て方と記録:基本放任でも13年間収穫】

自然農法いちごの栽培

将来は山暮らしして、できる限り自給自足な生活をしたいと思っている@kami_gurashiです。

↓土地購入しました!

この記事では、自然農法でのイチゴ栽培について書いています。

我が家に今あるイチゴは2008年頃に親父殿からもらった鉢植えイチゴを途中から地植えにして毎年自然に増え続けた苗です。

たか
たか

2021年現在では、実に13年ほどになっている計算ですね〜

息子
息子

ゲッ!?僕より先輩やんか!

特に特別な事はしておりませんが、大きなトラブルに見舞われる事もなく育っており、毎年収穫しております。

自然農法のイチゴ。放任でも元気に育つ
自然農法のイチゴ。放任でも元気に育つ
この記事でわかること
  • 自然農・自然菜園でのイチゴ栽培の基本的な情報
  • 栽培記録を通したイチゴ栽培の実際

イチゴの栽培【基本情報】

原産地南アメリカ、北アメリカ、オランダ
土ステージと適地ステージ1〜3、弱酸性の日当たりがよく水持ちのよい土を好むが、過湿を嫌う
生育適温と適期生育適温17〜20℃、寒さに強く、暑さに弱い
コンパニオンプランツニンニク、ネギ
おすすめ品種宝交早生
「完全版 自給自足の自然菜園12ヵ月 野菜・米・卵のある暮らしのつくり方」より抜粋

植え付け

植え付けは10月頃か4月頃が適しています。親株から増えた子株を植え付ける場合が10月頃の植え付けになります。

植え付ける時は株元のクラウンと呼ばれる部分を土に埋めてしまわないように注意します。

解説書などでは、ランナーが出る側と反対側に実がつくのでランナー側を畝の中央に向けると実が畝の外側に成るので収穫しやすいと紹介されることが多いのですが、ぶっちゃけそうとも限らないなというのが数年やった感想。

たか
たか

どうもイチゴ自身が成らせたい方向に実をつけるっぽいです(笑)

なのでウチは方向は特に気にせず、イチゴの好きにさせてます。

コンパニオンプランツ

イチゴと相性が良いコンパニオンプランツは、ユリ科のニンニクやネギです。イチゴの病害虫予防に良いそうです。ただしイチゴとの植え付け距離が30cm以下と近すぎると競合してイチゴの実が小さくなるとか。

我が家はネギを植えていることが多いですが、ぶっちゃけ距離は気にしてません。

コンパニオンプランツのネギと一緒に育つイチゴ
↑コンパニオンプランツのネギと一緒に育つイチゴ

が、何年か実践して気がついたのは、畝の両サイドにネギを等間隔に植えておくとイチゴが畝からはみ出るのをある程度防いでくれると感じています。

特に西側の端にネギを植えておくと真夏の暑い西日避けにもなっていい感じです。

ガッテン農法の三浦さんは、ペチュニアやキンギョソウを畝の端に植えておくとハチやアブが寄ってきやすくなり受粉しやすくなるのでおすすめだそうです。

たか
たか

我が家も春にはネギの花に虫たちが寄って来ております(笑)

株間・条間

イチゴの株間は30cmくらいがよく推奨されます。

我が家は上記でも述べましたが、イチゴの好きなように放任してますので株間については全く気にしていません。

極端な例だと、株同士が3cmくらいしか離れて無いとかザラにあります。

条間は50cmのちどり状に植える。

春の手入れ

梅の花が咲いたら、枯れた葉や老化した葉を取り除く。株元から少し離れた場所に米ぬかを一握り撒いておくと実が甘くなるそうです。

たか
たか

ただし、実が痛む原因になるので実が成ってからの米ぬかは厳禁です。

春の間はカラスノエンドウが全盛ですが、一度に刈ってしまわないようにしています。適度に草に埋もれているほうがイチゴが元気だからです。

イチゴを飲み込んでしまうほど成長しそうな部分だけ刈ってイチゴの脇に倒すようにしています。

草マルチ

イチゴは暑さに弱いので夏場はしっかり草マルチを敷きます。ガッテン農法では2月に藁マルチを敷くように推奨されています。

収穫

イチゴの収穫は、ヘタが反り返って実から離れたら完熟となります。

が、イチゴは虫たちも大好物で毎年虫たちとの争奪戦です。そこまで置いておくと確実にナメクジかアリ、ダンゴムシに食べられます。(特にナメクジ)

なので、我が家ではある程度赤くなったら実が無事なうちに収穫しちゃいます。

自家採種

イチゴはランナーで新しい子株をつけるので、それを次の苗として育てます。

自然菜園の竹内さんは、三男・四男の子株を。ガッテン農法の三浦さんは次男・三男の子株を次の苗として育てることをおすすめしておられます。

我が家はめんどくさいので完全放置で好き放題にランナーを伸ばさせていますので、特に株を選り分けることはしていません。

イチゴの栽培記録

ここからは、実際の栽培記録となります。上でも述べましたが、基本放任に近いので参考程度にお願いしますね。

イチゴの栽培【2025年】

昨年作成した畝の周囲から水が湧いているため、畝周りは水がよく溜まりました。

昨年9月にイチゴ畝を横にずらして竹で囲って高畝にしました。

完成してはいませんが、湧き出る水を逃がすための溝を掘り始めています。

行く行くは、ジャガイモ畝の横にも溝を掘りつないで、一段下の段へと流れていくようにする予定でいます。

イチゴ畝の引っ越し(9月17日)

以前あった畝から少し横にずらして、新たに畝を作成しました。

昨年は水を含んだドロドロ土でしたが、ふかふかの良い土に変わっていました。

1年でこんなに変わるものなんですね!土を移動させて、新たな発見でした。

昨年収穫したニンニクをバラす(10月15日)

昨年ニンニクは別の畝で作り、収穫していたものをばらして種ニンニクとして活用します。

ニンニク・イチゴ定植(10月15日)

ニンニクの強い匂いで、イチゴの病虫害を予防するそうです。

イチゴの株間は30cmで、イチゴと40cm開けてニンニクを定植しました。

ニンニクの株間は15cmにしています。

のん
のん

イチゴの苗は新たに、宝生早生を購入しました。

イチゴの畝横に溝に水溜まる(10月20日)

イチゴの畝を引っ越しさせた後に、溝を掘り始めた。すぐに水が溜まり溢れそうになっている。

この溝をジャガイモ畝横まで堀り、一段下の段へと水を流す予定です。

たか
たか

今までは、これだけの水が畝に染み込んでいたんやな。

ニンニク発芽の確認(10月25日)

ここで育ったニンニクなので、元気です。

イチゴの栽培【2024年】

岡山の畑で初めての栽培となります。ホームセンターで「宝生早生」を購入してきました。

定植は2023年10月から開始です。

株間は30cm開けて、混植はネギやニンニクで病虫害予防になるため、今年はネギを定植する予定です。

イチゴ苗定植(10月23日)

一番奥を耕し畝を作り、念願のイチゴ定植です。

写真は奥の茶色がイチゴ畝です。

なんとか畝を間に合わせた感はアリアリです。^^;

イチゴの苗にもみがらを蒔く(3月4日)

本来は、11月に霜が本格的になったら籾殻を株の周りに蒔くというのが一般的らしい。

少し出遅れての籾殻蒔きとなりました。^^;

たか
たか

ここは寒いから、11月に入ったら籾殻の準備をしておくといいかも。

ネギの苗を定植(3月22日)

イチゴの株から30cm離して、15cm間隔で両サイドに定植していきます。

花の蕾を確認(4月9日)
開花の確認(4月28日)

見落としそうなくらい素朴に咲いていました。

のん
のん

草がボウボウ状態ですね。^^;

後々イチゴの苗か草なのか区別出来ず、苦しむことに。^^;

イチゴの実を確認

いちごの実が出来ています。(≧▽≦)

のん
のん

後でわかったのですが、収穫前に伸びるランナーはカットするんですって。

ランナーを伸ばし放題にすると、実に栄養がいかないとか。

収穫(5月14日)

甘くて美味しいイチゴです。

のん
のん

もう少し食べれるかなと思っていたけど。ランナーを伸ばし放題にしたのが原因ですね。^^;

のん
のん

翌年の苗を育てるのが愉しみでしたが、上手く管理できず、苗を枯らしてしまいました。

来年は失敗を活かして、美味しいイチゴ育てるよ〜。

イチゴの栽培【2021年】

イチゴの栽培2021年版です。今年はホームセンターで面白い苗が販売されていましたので、空いているところに定植してみました。

開花(3月14日・日)

3月14日にイチゴの花が咲いているのを発見。

イチゴ開花(2021年3月14日)
たか
たか

しまった!芽が動き出す前に米ぬか振るの忘れた・・

定植(3月17日・水)

ホームセンターに行った時に「ローズベリー・レッド」という赤い花の咲くイチゴの苗を発見。面白いので購入してきました。

ローズベリー・レッド定植(2021年3月17日)

このローズベリー・レッドは、一年に何度も実をつける四季成りイチゴで、4月下旬から8月中旬と9月中旬から10月上旬までの約5カ月間が収穫時期だそうです。

草マルチ(4月7日・水)

カラスノエンドウが全盛でイチゴが完全に埋もれそうになっていたので、少し刈ってイチゴの株元に草マルチとして敷きました。

草マルチ(2021年4月7日)
たか
たか

側で育つネギが近いけど気にしてません

虫から守る(5月1日・土)

イチゴの実が土から近いとナメクジやアリにやられてしまうので、支えを追加してやりました。たぶん気休めですが。。

虫からイチゴを守る(2021年5月1日)

↓3日後には赤くなってきました。

イチゴ赤く成る(2021年5月4日)
のん
のん

こちらのイチゴは無事に収穫して食べましたよ

たか
たか

以降、作業をしたら追記していきます。

イチゴの栽培:参考資料

この記事を書いた人
のん

看護師歴20年と少し。15年近く子どもたちと接する職場で勤務。
現在は、仕事時間を縮めて自給自足の生活を実現するべく、せっせっとのこぎりや鍬を持って竹藪を切り開いています。
自由で気ままな生活を送ることをモットーに仕事も遊びも楽しんでいます。

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作物の栽培

コメント

  1. taku より:

    はじめまして。自然然菜園(長野県南部)2年目の素人takuと申します。
    サイト参考にさせて頂いております。

    さてイチゴ栽培に関する質問です。
    たかさんは30度を超える夏場はいちごに寒冷紗をかけることはあるのでしょうか?
    または草マルチだけで凌げるのでしょうか?

    私も竹内さんの著書を参考に2023年10月、畝の両側にいちご、
    真ん中にニンニクを定植しました。
    なので、イチゴにとって初めての夏を迎えることになります。

    竹内さんの著書には寒冷紗などは言及されておりらず、
    草マルチだけで十分なのか、
    そもそも寒冷紗をかけるのは当たり前でふれていないのか、
    夏を前に不安になっています。

    6月にはニンニクの収穫を迎えるため、
    畝にはイチゴだけという状態になります。

    お時間ありましたら、質問に答えて頂けると幸いです。
    長文失礼しました。

    • たか たか より:

      takuさんはじめまして。
      コメントありがとうございます。
      記事を公開したのが2021年でそのままになっておりますね…。
      現在は、岡山に山地を購入して昨年秋に新たに宝交早生を植え付けし、今ちょうど実がなって来ております。
      当記事は、自宅の庭イチゴですがご質問にお答えしますと寒冷紗は使ったことがないです。
      真夏も基本は草マルチだけでずっと大丈夫でした。
      ご心配なら、一番暑い時期は草を刈るのを程々にして草たちに守ってもらうという方法もあるかと思います。
      参考になるかわかりませんが、こんな感じでいかがでしょうか?

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